オカリナの巨匠に聞いてみよう!

このコーナーはオカリナの巨匠であるヒーリング・オカリナ奏者&製作者である寿和にオカリナに関することを
聞いちゃおう! という期間限定(かどうかまだ決めていませんが)なコーナーです。
そしてもちろん、巨匠に質問するのはあなたです!
こんなチャンスは滅多に無い!と思いますので「お問い合わせ」からメールを送りましょう☆

メールを送る際にお守り頂きたいルールは・・
1.お住まいの地域、年齢、をご記載ください。お名前はニックネームで結構です。
2.質問はオカリナに関することだけにしてください。

以上です。
Q&Aは順次こちらに掲載をさせて頂きます。
全ての質問にお答えできるかどうかはまだ分かりませんが、出来るだけお答え出来ればと思っています。


☆~ 聞いてみよう!その1  千葉県 チャリじい さん 53歳

寿和巨匠、はじめまして。
千葉県に住んでいるオカリナ初心者で、チャリじいと申します。
ヒーリングオカリナがものすごく気に入って、ほぼ毎日、音色を楽しんでいます。
でも、なかなか巨匠のようには上手に鳴らせず、家族にうるさがられるばかりです。

さて、今回はお教えいただきたいことがあってメールをお出ししました。
オカリナのアルトC管は、高音のレ、ミ、ファの音をきれいに鳴らすのが難しいといわれています。
ヒーリングオカリナでも、ソプラノ管に比べると、アルトC管はその傾向があるように思えます。

これを回避するためには、よく「オカリナを胸に引きつけるようにすればいい」といわれます。
実際、このようにすると、確かに高音部のかすれを防ぐことができるようです。
ただ、まっすぐに構えたときの中低音部と比べて、少し音色というか響き方が変わってしまう気がします。

一方、「オカリナはまっすぐに構えて鳴らすのが本当だ」という人もいます。
そういう人たちは、「裏息」という息遣いをすれば、まっすぐに構えたまま音をきれいに響かせられると話すことが多いようです。
そこで、聞きかじった知識を頼りに、寒いときにハア~ッと手にかける温かい息みたいな吹き方をしてみると、確かに高音をかすれず鳴らせます。
ただ、この息遣いを長く続けるのは、年寄りにはかなりつらく、ものすごく疲れてしまいます。

そこで質問ですが、アルトC管の高音部は、どういう風に吹くのが正しいのでしょうか。
巨匠はどんな風に、きれいな音を響かせていらっしゃるのでしょうか。
ケースバイケースなのかもしれませんので、まずは「ヒーリングオカリナの高音部をきれいに鳴らすには」でお願いいたします。
その上で、ほかのオカリナの高音部を吹く際のアドバイスもいただけたら幸いです。

巨匠のご回答を参考にして、これからも練習を続けたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


☆~ 寿和です

チャリじいさん、初めまして寿和です。
素朴な笛なので、これが正しい答えだとは言えないと思いますが,私なりにお答えしたいと思います。

オカリナは閉管の笛です。中の空気を押し出して音を奏でています。音は基本的に歌口から出ますが、指穴からも空気は出ます。
中低音域は、笛の上の穴、高音域は下の穴から出ます。ですから、高音になるにしたがって歌口で風を切る音も大きくなります。

首を曲げ、笛の下から出る空気を胸に当てるように吹くと、同じブレスでは、首を曲げ胸に当てるようにして吹く方が
音が高くなります。 省いてもらってもかまいません。<20セント位> もしかして 吹きすぎてはいませんか?

良い音で吹くには、その笛に合った口の角度とブレスを見つけることが大切です。
オカリナは、ひとつひとつ違います。
吹き口から入った空気が、トンネルそして歌口のふちへと真っすぐ進むようにして見て下さい。
フワアとではなく、歌口に向かってキユーと筒状の空気を入れて見て下さい。
また、笛を支えている指が歌口や指穴に被さったり、歌口から出る空気を遮っていることもありますので、
注意して下さい。

参考にして頂けるといいのですが。


☆~ チャリじい

寿和巨匠、こんにちは。
さっそく質問にご回答いただき、どうもありがとうございました。
アドバイスのポイントは、以下の2点だと理解いたしました。

(1)その笛に合った口の角度とブレスを見つけることが大切
(2)フワアとではなく、歌口に向かってキューと筒状の空気を入れる

(1)についてですが、この大切さはなんとなく理解しており、笛ごとの個性に合わせて探すようにしておりました。
で、普通の息では高音部がかすれがちなオカリナの場合は、フワアという息を使って見つけていました。
これを使うと、最適な口の角度とブレス(息の強さ・圧力)を探すのがとても簡単だったからです。
その結果、高音部が鳴らしづらかったオカリナも、全音域をちゃんと鳴らすことができました。

ところが今回は(2)のアドバイスをいただきました。
正直、フワアという息でないと高音部を鳴らせないオカリナが多いんだけれどなあ--と感じました。
けれど、偉大な巨匠のアドバイスですから、さっそくキューと筒状の空気で吹いてみました。
そうしたら、持っているすべてのアルトC管の高音部を、きれいに鳴らすことができてしまったのです。

「カンターレ」「庵」「ピエタ」「おがわ」などなど。
フワアという息でないと高音部を鳴らせないといわれているオカリナばかりです。
以前は確かに、キューと筒状の空気(ごく普通の吹き方)では高音部を鳴らせなかったのですが。。。
そして、筒状の息で吹いてみた方が息に対する出音のレスポンスがよく、響きも力強くきれいでした。

なぜこんなことが起こったのか、自分なりに考えてみました。
そしてたどりついた結論は、「最適な口の角度やブレスを、フワアという息で探ることができていたから」です。

たとえ話ですが、フワアという息で探り当てた最適エリアが直径10センチの丸い標的だとしましょう。
今回、キューと筒状の息で狙ったのは、その中心部の直径1センチのエリアのような感覚でした。
きっと、直径10センチのエリアを体得できていたからこそ、もっと狭い中心部の直径1センチを見つけられたのだと思います。
最初から鳴らすことができなかったのは、おそらく直径10センチの場所すら見えていなかったからですね。
また、フワアという息を知っているから、キューと筒状の息でも強すぎず安定して送り込むことができたのでしょう。

オカリナには「普通の息で全音域を鳴らせるもの」と「フワアという息でないと高音部が鳴らないもの」があると思っていました。
そして後者については、フワアという息で全音域を鳴らせれば、それがゴールだと思い込んでいました。
でも、本当はそうではなかったことを、寿和巨匠に気づかせていただきました。
フワアという息は、最適な口の角度やブレスを大まかに見つけるための手段で、まだその先があったのですね。
だからこそ、オカリナには「キユーと筒状の空気を入れなさい」という結論になるのですね。

巨匠のアドバイスについて、こんな風に考え理解いたしましたが、大丈夫でしょうか。
お考えをお聞かせいただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


☆~ 寿和です

チャリじいさん、アドバイスを良く理解されていて、うれしく思います。

私は、オカリナを制作する上で、コンサートでたくさんの人に聞いて頂くには、音量としっかりとした芯のある緻密な音が必要だと、そう思い制作しています。
音量を増やすには,効率の良い歌口が必要になります。
前にも書きましたが、オカリナは閉管の笛です。倍音は出ません。
ですから、高音の上限は決まっています。

よって最高音の出るポイントは、少なく小さくなって来るようです。
音量と高音の出しやすさは、相互関係にあるようで、音量を増やすと高音のポイントは少しになって来ます。
のびやかな歌口を目指してはいるのですが、なかなか難しいです。

参考になればと、練習の方法を書いて見ます。
音程、音の階段を意識しての練習は,音の高さと息の強さが体得できて来ることで、より強く吹くことが防げると思います。
音と音の隙間を減らして、隣の音により早く移れるようにして見て下さい。上の音に移るときは、圧を掛けて吹いて下さい。
音の階段の上は平らだと意識してみて下さい。

まずは、正しい音を聞いてから吹いて下さい。